【第5回】職務経歴書の効用 その2
職務経歴書の効用 その2
前回に続き、キャリアの棚卸しを通じた
職務経歴書作成の素晴らしい効用を説明します。
キャリアの棚卸しをしっかりと行う
⇒より良い職務経歴書が出来上がる
⇒転職活動における書類選考通過の可能性がより高くなる
これに続いて
〇面接における質問に対する回答がより分かりやすく、より論理的に
〇キャリアにおける志向、動機などがきちんと言語化される
〇ビジネスに関する数字がクリアになる
(数字に弱い人、覚えていない人を企業は優秀だとは思いません)
〇面接における質疑応答で突っ込まれる、深掘りされる、
ということは非常によくありますが、このような場合でも
事前に整理/思考しているので、スムーズに答えることが出来る
といった④の効用「面接/プレゼンテーション対策の肝」に繋がります。
もちろん
「整合性/論理性に欠ける、話が長い、分かりにくい、その話本当?etc」
といった面接NG理由あるあるを回避することにも繋がります。
「キャリアの棚卸しをきちんと行う⇒職務経歴書を作成する」
の効用はこれだけではありません。
〇この求人は自分にフィットしているのか?本当に出来るのか?
〇3年前と比較して、自分は成長しているのか?いないのか?
〇5年後、自分のキャリア/スキルはどうなっているのか?
〇今の自分は他で通用するのか、しないのか
〇仕事、環境を変えるべきなのか、否か?
〇そもそも今、転職する必要があるのか?
といったように転職活動時/退職時だけではなく、
社内異動や職種転換といったキャリアにおける転機においても、
「どう行動するか」「どう決断するか」の良い判断軸/羅針盤になるのです。
そのためには転職活動時だけではなく、
1-2年ごとに更新/アップデートすることをおススメします。
ずっとバージョン1.0のままの職務経歴書はダメですよ。
「いざ振り返ってみたら、2年前からやってることは何も変わらないし、
新しい技能は身についていない。同じことの繰り返しで隣で仕事を
している2年目若手社員の堀内くんと変わらないレベルやん!」
といったような気付きを得ることも出来るでしょう。
■単なる必要書類ではない職務経歴書、
■そしてその作成のために行うキャリアの棚卸し(振り返り/整理)
この重要性と効用をぜひ皆さんにご理解頂ければ嬉しいです。
で、私の場合ですか?
日本には紺屋の白袴という諺がありまして。
このコラムを読んで頂いた皆様に、良いご縁がありますように。
(K)